胎児の世界(妊娠診断)
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胎児の3D/4Dの世界
猫の胎児
約30日目の胎児と思われる。
ボストンテリア(32~41日)
胎児の全身と、顔のアップです(口と鼻がわかりますね)。2021年の3D/4Dテクノロジーです。
ボストンテリア(40日)
人間の妊娠診断用の4Dと、心臓検査用の4Dを比較応用しています。
トイプードル(33日)
左横向きの顔で、舌が出ていますね。 頭のサイズは、1.2cm。
ドーベルマン(50日)
胎児の右横向きの顔で、ワンっていって、舌が動いていますね。
腹部用(LogiQE10)と心臓用(LISENDO880LE)の比較
2台の3D/4Dエコーを使って、犬の胎児の顔をみています。実は心臓用の方が精細です。
胎児のお顔/口の動き
トイプードル(出産直前)。
上の3Dと同様に口をパクパクさせています。眼球も見えますね。
ワン!
正面を向いてくれないと、なかなか綺麗に撮れません。ワンって言ってますよね?猫がみたいです。
発情期の卵巣
卵胞から黄体への移行
卵胞(5mm 黒い丸)が排卵後、黄体(中が白くなります)へ移行。
初期の胎嚢・胎児
① ボストン・テリア(母体 6kg)
交配15~18日目の胎嚢(1.2 mm)
スメア検査を実施して受胎したので正確な日にちがわかります。
交配17日目の胎嚢(3 mm)
スメア検査では何度も失敗しましたが、PRG検査を応用して、ヒート後27目目の交配で無事受胎した症例。
交配17~25日の胎嚢
胎嚢内に徐々に胎児が形成されていきます。
② トイ・プードル(母体 3kg)
③ ドーベルマン(母体 28kg)
交配14日目の胎嚢(2.3mm)
大型犬でも、初期には、小型犬とほぼ同じ大きさの胎嚢です。
初期の胎児の心臓
犬
動いているのが心臓です。
臍滞(へその緒)血流
初期の胎のう(1.5cm)
DFIにより超低速の血流が確認できます。
交配30日目の胎児への血流
胎児へ、数本の血流が認められる。ヒトではこのように分枝しないそうです。
臍の緒(臍たい動静脈)
厚さは2.5mm程度。左の画像に血液の流れの信号をのせたのが、右の画像。左でも、血管の拍動がわかります。
臍の緒の血流
DFイメージング(造影剤モード)でみた、臍の緒から胎児の体内への血流。
猫の臍帯の画像
臍帯(へその緒)の動静脈が、人間と同様に、らせん状に絡まっているのがわかります。この血管の幅は、1.2~1.7 mmでした。
3週の胎児
微細な拍動
胎のう(羊水)が約7mm、胎児が2mm、胎児の拍動が確認できます。
初期心臓
胎のう(羊水)が約1cm、動いている心臓は約3mmです。
6週の胎児
顔もくっきり
目も映ってますね。動いているのは心臓です。
異常な妊娠
子宮内胎児死亡
1頭目は心臓の動きが確認できるが、2頭目は確認できず羊水に膿らしきものがみられる。他の胎児(胎嚢)は、数日前まで確認できた胎児が存在せず、死亡・吸収された状態。妊娠期のおりものには注意が必要。
心臓
心臓
30日の胎児の心臓です。約3mmです。
動脈管
極めて珍しい動画です。胎児にしかない動脈管が実は映っています。
60日目
中の構造まではっきり見えますね。
卵円孔
胎児期にしかない心臓の孔が動画の最後の方に確認できます。
各部位
猫の胎児の手